インド・テロを考える

12月2日の熊日新聞に、投稿文がのりました。

「インド・ムンバイで邦人1名を含む死者101名、280名以上が負傷するテロがあった」と28日の新聞や各テレビ局が報じている。
私達が運営する幼稚園は、ムンバイのインド門近く、タージマハルホテルからほぼ5K北にあるウォークランド通りKhetwadi 1 Laneにある。
 幼稚園に通う子ども達やスタッフはどうしているだろう。インドのNGO副代表のマンジュラさんは、カシミール出身で天草に来たこともある。パン屋さんはイスラエル出身、線香を売っているのはペルシャからの人などと聞いた。仏教徒がいれば、ヒンズー教、ジャイナ教、回教とさまざまである。 
運営し始めてから10年近く、ここ数年でムンバイは急激に変わったと感じ始めていた。
空港が整備され周辺の道路が整い、スラム街が取り壊され、高級ショッピングセンターが出来た。けれど、大根12ルピーで売る少年がいれば、コーヒー1杯を60ルピーで飲む人もいる。格差が激しい所である。

暴力で、自分の意思を貫き自分に有利に事を運ぼうとすることはいけないことだ。ムンバイはガンジーが、絶対非暴力を唱えた場所でもある。

その場所にふさわしい平和を構築するために、どのような解決の方法があるのか、みんなで考えたい。

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