事業仕分けとアフガン支援
予算の無駄をなくすために政府が切り札とした事業仕分け。溜飲を下げる思いで見守った時もありました。けれど、文部科学省の仕分け対象になっている多くの項目を知って驚きました。これでは、子ども達が持つ宇宙や自然への関心、スポーツで頑張って世界を目指そうとする未来、そして夢や希望までもそぎはしないかと懸念します。
娘は大学を選ぶ時に「自分の得意な化学をインドのスラムの子ども達の役に立てたい」と言いました。その娘が勉強をしている研究所も今回の仕分けの対象になり予算が削減されたと聞きました。私は娘の夢を叶えて将来に繋いでやりたいと思います。
政府は5年間で50億ドルのアフガン支援を決定し、お金は民生支援に使われると知りました。それには、アフガニスタンの人達が、自分たちで国を運営し、収入を得られるように、自覚し自立しなければ、支援したお金の有効利用とは言い難いと思いますが。新聞に
「日本が本気で支援する気があるなら金を出すだけでなく ここに来い。この大地を踏め」と、アフガン在留兵士の言葉が載っていました。私も思います。
仕分け判断する方々が本気なら、日本の子ども達の現状をよく見て、子どもの目線でその夢や希望を一緒に紡いでほしいと。