インドに幼稚園を作る会とモリンガのこと
2019年4月9日
by mikiko
インドに幼稚園を作る会がモリンガという植物のことを知ったのは2010年ごろだったでしょうか?
最初は「種を輸入したい」という話でした。
素晴らしい植物と知り、それでインドに売られてくる少女たちが生んだ子ども達の栄養補給にもなるし
利益が得られれば、小さなNPO法人であるインドに幼稚園を作る会としても大変助かる、と考えました。
モリンガの栽培が実際に始まりました。村人たちの自立のためにも、と、当初2年の契約でした。
植物の栽培ですから、短期ではなかなか難しいところもあると覚悟はしていました。
またさらに2年の契約延長をしました。
そして1年延長しました。
その間、インドの村人たちも大いに努力し、モリンガは成長し、
日本の責任者もクラウドフアンディングを成功させました。
クラウドには インドに幼稚園を作る会の会員と私の身内にも協力を仰ぎました。
搾油機を購入するとのことで、10万円の寄付で村のモニュメントに名前が刻まれるとのことでした。
モリンガに係り、5年間経過し、また、クラウドも成功し、しかしそれ以上に
「会の会計に残額があるなら残らず出すべき」と言われ、更に支出を強いられることに疑問が感じられ、
モリンガ栽培・・・総額500万円近く(5年間)
インドの幼稚園への支援額・・・700万円(約20年)
モリンガ事業は総会の議題になりました。
それは、突然の方向転換ではなく 色んな意見を出し合い 話し合ったうえでのことでした。
話し合いの結果に理解が得られず、その時点で会員さんがやめられたのは悲しかったですが、
(モリンガ事業を終了したのは2015年のことです)
何事にも試行錯誤があります。
でも、着地点は、子ども達が教育を受け自立し、等しく平和に暮らすことですので、
それぞれのやり方で 子ども達を見守っていけるとよいのだと思います。
以上は、昨年の4月の文章です。
今回の訪印で、モリンガに携わっているバラテさんご夫婦にお会いしました。
穏やかでさわやかな再会でした。
この再会が 私たちの会の前進の力になり、彼らの発展の力にもなることを予感させる
偶然の再会でした。
彼との偶然の再会は、今回だけではなく2年前、私が一人で訪印した際
アップネアップの事務所で会ったこともあり、
つながりを感じさせるものでした。
写真は、デカン高原 パトダ地区 モリンガ栽培の村です。
モリンガの花
現在4400本のモリンガを栽培しています。