お客さんから「どこへ行ったらいいか」と尋ねられました。天草の観光名所や食べ物、風光明媚な場所、資料館そして、歴史、史蹟など説明しましたが、どれもお客さんにピンとこないようです。目的がなく、ブラリと遊びに来られた方に、天草をどのように説明し、どこを薦めたらよかったでしょう。
キリシタン館が在った場所に一人、上って見ました。跡はブルーシートで覆われて見る影も無く、本渡城跡などへの説明や足をとられる砂利の坂道には行政としての十分な配慮が感じられません。落ち葉が風に舞っています。工事中であっても観光客を引き寄せる位の意気込みがあってしかるべきと思います。
以前、職場体験に来た中学生達とも天草の観光プランを作ったり、天草のイメージについて話し合いをしたりしました。歴史や文化を思い浮かべながら、嬉々とした子ども達の表情に、子どもたちの純粋な知恵を観光誘致に使うのもひとつの方法かとも思いました。
天草には、確かな歴史、息づく文化、変わらぬ自然、食の幸そして豊かな人がいます。その素材をどう活かして未来に繋げるか、どこかと違う天草の発見と発展。天草に生かされていることを感謝し感性を磨きながら、考え続けたいと思います。
投稿文が、「読者のひろば」 10月30日 の熊日に載りました・・・・。